■背景
ニューヨーク・オフィスは、1996年10月、国連総会の様々な決議に従い、またユニタール理事会の決定によって開設されました。主な使命は、ニューヨークの国連本部に承認されている加盟各国からの代表者に対する訓練を実施することです。また、同オフィスは、国連事務局、各種プログラムや基金との連携のほかにも、南北アメリカの学会、財団、民間部門との運携を強化するよう求められています。
現在、ニューヨーク・オフィスは、各国政府代表部の職員を対象に、毎年約32の訓練プログラムを企画・実施しています。これらは、差し迫ったニーズや各代表部からの要望に基づき、また各コースの最後に行われる所定の評価を考慮して企画されます。この3年間でプログラムの範囲や数は拡大し、テーマ別や段階別に行われるようになりました。また、同オフィスでは、北米を拠点とするプログラムである、平和維侍活動(PKO)に関する通信教育プログラム(POCI)の渉外活動も行っています。
■活動内容
明るい進展の一つに、各国政府代表部から、追加プログラムを行って欲しいとの要望を直接受けることが多くなったことがあります。そのため、この2年間で、国際貿易、国連予算編成、国際経済及び金融、情報枝術、国連総会第3委員会の活動の分野で、新しい訓練プログラムを策定しました。また、国連の主要な会議に合わせた特定の訓練プログラムの策定も行っており、これからも、多様で柔軟な戦略を続けるとともに、重要性が認められたテーマやカリキュラムを強化していきます。特にハンドブックや訓練資料によって、各行事への参加機会を広げたり、充実したフォローアップを提供する努力も続けています。また、同オフィスでは、特別プロジェクトや高官レベルの会議や円卓会議を通じて、活動を拡大していきます。
事業計画
ニューヨーク・オフィスの事業計画こは、様々な課題についてのワークショップ、講座、説明会などが含まれています。ほとんどの訓練プログラムは繰り返し実施されています。訓練プログラムは、ニューヨークの国連に派遺されるメンバー全員に無料で提供されます。 |
■対象とするグループ
ニューヨーク・オフィスは、国連本部への各国政府代表部の代表者等を対象に、訓練プログラムの策定と実施を行っており、機会があれば、各首都からの代表者も受け人れています。
■パートナーシップ
ニューヨーク・オフィスでは、担当分野の多様性と複雑性、さらに限られた資力を考慮して、実りあるパートナーシッブの構築を重視してきました。また、既存の機関との連携強化を図りながら、積極的に新しい機関と協定を結ぶ努力をしてきました。これらのパートナーシップは、共同事業の運営、リソース・パーソンの支授、オフィスにおける学生のインターンシップや客員研究員など、様々な形態で行われます。国連機関や各プログラムはもとより、学術センターや民間部門や財団もこれに関与しています。実際の必要性に加えて、このように多くのリソース・パーソンを結集していることにより、新しいものの見方や異なった見解が加わり、より充実したトレーニングを行うことができるようになりました。
■特別プロジェクト
国連の承認を受けた外交官を対象とする
コロンビア大学/ユニタール研究プログラム
ユニタールと、コロンビア大学の法科大学院及び国際関係学部は、ニューヨークの国連本部の承認を受けた外交官を対象とするコロンビア大学/ユニタール研究プログラムを立ち上げました。このプログラムは、コロンビア大学の春期と並行し、1月から3月/4月まで実施されます。2001年にこのコースを初めて試行的に行い成功をおさめて以来、毎年ニューヨーク・オフィスのトレーニング計画に組み入れられることになりました。同プログラムは、選抜された外交官や代表者等に学究的な環境の中で勉強し、国際関係や政治や法律についての知識を深め、認識を新たにする機会を提供します。 |